字にまつわる疑問
おもしろいもので、同じひらがな、漢字でも国によって書く字形が違ってくる。
お隣韓国の学生さんが書く作文は、名前を見なくてもすぐに分かる。
字が丸っこいのだ。
男の子でも何となくポツポツとした丸い字。
アルファベットを使用する国の学生さんは
止め・撥ね・払いの感覚がないのでカクカクとした字体になるし
偏も旁も冠もすべて同じ大きさで書くからバランスが悪くなる傾向にある。
でもこれは書き慣れてくれば直ってくる。
さて、漢字大国中国は?
中国、台湾の学生さんは初級の頃から
それはそれは流れるような美しい字を書く人が多い。
ひらがなのなんと美しいこと。
漢字は言うに及ばず。
もともと下手くそな字しか書けない私は板書が恥ずかしくなる。
字だけ見てもお国がらを表す。
字っておもしろい。
そしてもっとおもしろいことに、
なぜか中国に限って出現するひらがなの間違いというのがある。
例えば、
「あ」の最後の「の」の部分を途中で止めてしまうもの。
一番高いところまで来て、これから「あ」の払いの部分にはいるクライマックスって時に
あっさりと書く作業をストップしてしまうのだ。
非常におさまりが悪く、もどかしい気分になる。
「た」の「こ」の部分を思い切り右下がりに書くもの。
それに「こ」の2画目を短く書くものだから、どっからどう見てもこれは「太」。
「え」の2画目を一筆で描かずに、下に降ろしたところで一回止めて、
再度、その斜めの線の途中から最後の画を書く。(んー、説明難しい)
なので「え」ではなく「元」に見える。
「ん」も同じように一画で書かずに途中で切って、
最後の上向きの払いをしないで下がったままで止めるから
英語の小文字の「h」になってしまう。
読むほうは突然のアルファベットの出現に驚く。
「私は去年日本に来まし太。もう1年以上住hでいます。
元元!もう1年ですか。
こhなに長い時間、日本で生活するとは思いませhでし太。」
ってな具合。
私の数少ない経験からみると、台湾には見られない現象で、
中国の学生に多い。
中国で勉強してきた学生も、日本でひらがなから学んだ学生も
初級後半あたりからこの手の間違いが出てくる。
なぜだろう??
分かっている教師は最初から目を光らせているのだが、
ふとした隙をついてこの間違いが出現する。
一度出てくると、直しても直しても、直らない。
なにかの悪性ウィルスのようだ。
「〇〇さん、このひらがな違いますよ」
「先生、大丈夫大丈夫」
「大丈夫じゃないから言ってんのッ!(-"-)」
うーーん。なぜこうなるのか…???
日本語教師は日々勉強です。
お隣韓国の学生さんが書く作文は、名前を見なくてもすぐに分かる。
字が丸っこいのだ。
男の子でも何となくポツポツとした丸い字。
アルファベットを使用する国の学生さんは
止め・撥ね・払いの感覚がないのでカクカクとした字体になるし
偏も旁も冠もすべて同じ大きさで書くからバランスが悪くなる傾向にある。
でもこれは書き慣れてくれば直ってくる。
さて、漢字大国中国は?
中国、台湾の学生さんは初級の頃から
それはそれは流れるような美しい字を書く人が多い。
ひらがなのなんと美しいこと。
漢字は言うに及ばず。
もともと下手くそな字しか書けない私は板書が恥ずかしくなる。
字だけ見てもお国がらを表す。
字っておもしろい。
そしてもっとおもしろいことに、
なぜか中国に限って出現するひらがなの間違いというのがある。
例えば、
「あ」の最後の「の」の部分を途中で止めてしまうもの。
一番高いところまで来て、これから「あ」の払いの部分にはいるクライマックスって時に
あっさりと書く作業をストップしてしまうのだ。
非常におさまりが悪く、もどかしい気分になる。
「た」の「こ」の部分を思い切り右下がりに書くもの。
それに「こ」の2画目を短く書くものだから、どっからどう見てもこれは「太」。
「え」の2画目を一筆で描かずに、下に降ろしたところで一回止めて、
再度、その斜めの線の途中から最後の画を書く。(んー、説明難しい)
なので「え」ではなく「元」に見える。
「ん」も同じように一画で書かずに途中で切って、
最後の上向きの払いをしないで下がったままで止めるから
英語の小文字の「h」になってしまう。
読むほうは突然のアルファベットの出現に驚く。
「私は去年日本に来まし太。もう1年以上住hでいます。
元元!もう1年ですか。
こhなに長い時間、日本で生活するとは思いませhでし太。」
ってな具合。
私の数少ない経験からみると、台湾には見られない現象で、
中国の学生に多い。
中国で勉強してきた学生も、日本でひらがなから学んだ学生も
初級後半あたりからこの手の間違いが出てくる。
なぜだろう??
分かっている教師は最初から目を光らせているのだが、
ふとした隙をついてこの間違いが出現する。
一度出てくると、直しても直しても、直らない。
なにかの悪性ウィルスのようだ。
「〇〇さん、このひらがな違いますよ」
「先生、大丈夫大丈夫」
「大丈夫じゃないから言ってんのッ!(-"-)」
うーーん。なぜこうなるのか…???
日本語教師は日々勉強です。
by maru-blog
| 2009-02-16 11:58
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