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まるまる日記

意識されない目?

言葉というものは、その言葉を話す人たちの意識や文化を色濃く反映しているものだと思います。
日本には雨を表す言葉がいっぱいありますが、
それは日本がお米を作る上で、雨がとても重要な要素になってくるから。

同じようにイヌイットには雪に関係する言葉が
アラブのほうには(どこの国か忘れた)砂に関する言葉が
それぞれたくさんあるそうです。
そういえば「雨のことば辞典」という本も出版されていますよね、日本では。

つまりあるものを意識しているから、その微妙な差異に気がつくわけで
どうでもよかったり、気にもならないことに関しては
言葉そのものがなかったり、語彙も限られるという現象がおきてきます。


さて話はかわって…。

私は思いっきり一重です。
立派な一重です。そして細いです。小さいです。

眼科に行って目の検査をするとき
「はい、大きく目を開いてくださーい」と言われること、ありますよね。
私はあらん限りの力を込めて(なぜか息も止めて)見開いているつもりなのに、
「はい、開いてくださいよぉ」と繰り返され、
結局は努力空しく、最後に必ず瞼を持ち上げられてしまいます。
コンタクトにゴミが入って痛がっていると、
友人に「へ~、細くてもゴミ、入るんだぁ」とひどいこと言われるし。

二重のパッチリおめめの人がうらやましいです。
浜崎あゆみは私よりたくさんのものを見ているような気がします。
子供のころからコンプレックスの塊ですが、流行りのプチ整形をする勇気もなく、
ただ「いいな~二重の人は」と愚痴をこぼすばかりで、
目に関しては非常に消極的です。
たまに「奥二重なんじゃない?」と気休めを言う友人もいますが、
言った本人も受け取る私も、それは口先だけのことと知っています。

この一重、英語で何と言うか。
じゃあ二重は何と言うのか。
アメリカの方に聞いてみました。

「あなたのような目を英語で何と言うのでしょうか」
「え?私のような目というと?」
「私の瞼はシングルですが、あなたのはダブルです。
辞書には ダブル アイリッド とありますが…。
となると私はシングル アイリッドですか」
「うううううん…。言いたいことはわかりますが…。
私たちみんなこういう目をしているので、そんなこと、考えたこともありませんでした。」
「言葉がないということですか」
「はい」
「(ガーン)………」
「………」

ウエスタン アイズ と エイジアン アイズ。
しばらく考えた末に教えてくれた言葉ですが、
英語話者には一重・二重という意識がないということに驚愕した私。

私の目は彼らの意識にも上がらないということ?
目には映っていても、見ていないということ?
どうでもいいってこと?
見ておくれよぉぉ、私の目もぉ!

一重コンプレックス、
癒される日は、
あきらめがつく日は来るのでしょうか。



# by maru-blog | 2008-05-20 15:05

違和感

夜11時半頃、駅の改札を出て家へ向かう。
駅から外へ出るには東西南北すべての方向に出口があるため
はじめての人にはちょっと複雑な構造の駅だ。

我が家はその駅では一番すたれた、人気(ひとけ)のない方向に進む。
人気のない方向といっても、ちょっとは大きな駅なのでそれなりに人は通るし、
終電に近づくにつれ、その数も増える。

私もその人たちの中にまぎれて、道路に出る階段を降りかけた。

えっ?

そこには20代後半か30代前半の若い男女が鎮座し、お酒を飲んでいた。
おつまみはコンビニで買ってきたのだろう、サラダやグラタンなど、
結構豪華版が2~3種類あったのを私は通りすがりにしっかりチェック。
りっぱな宴会である。

駅前にはこじんまりした公園もあるんだから、
なにも階段に座り込むこともなかろうに。
いくら駅の中でもさびしい所とはいえ、
電車がついた時には人通りも多くなって、ゆっくり飲めないだろうに。

和食って、外食(戸外で食べるって意味)にあまり慣れていない食文化であるように思う。
もちろんお花見弁当とか遠足のお弁当などはあるけれど、
それは特別の日の特別な食べ物であって、
決して日常の食べ物ではない。
戸外で食べることは、例えば農作業の合間の労働のための食事であって
欧米からきたバーベキューのように、みんなで楽しむ食事ではない。
より効率的に仕事を進めるための、必要不可欠な行為なのだ。
それに狩猟民族はとったらその場で焼いて食べちゃえ!になるのだろうが、
農耕民族・日本人は収穫しても、切ったり煮たり、後の作業があるから
戸外での食文化が発達しなかったと、私は勝手に思っている。

だからかなぁ、
くたびれたお父さんたちが仕事帰りにちょっと寄る立ち飲み屋での姿は何とか見られても、
洒落たお店の前のテラスでワインを飲んでいる姿はどうも様にならない。
一杯飲み屋は今日一日の労働のシメ、まだまだ仕事を背負ってるってことだろうか。

そんな訳で、駅の階段に座り込んで楽しくやっている二人をみて
とってもとっても違和感を感じてしまった晩春の夜でした。

確かに気持ちのいい夜ではあったけどね。
だったらなおさら、公園へ行こうよ!



# by maru-blog | 2008-05-07 11:43

原作と映画化されたもの

私は読んだ本が映画化されてもほとんど見ない。
時間的に見られないのではなく、気持ちが向かない。
子供の頃大好きだったドリトル先生が映画化された時、
親にねだって見に連れて行ってもらったことがある。
本当に楽しみにしていたのに

ちがう!

それは私の頭の中のドリトル先生とは似て非なるものだった。
自分の想像を否定されたようで悲しかった。
以来、読んでおもしろかったものが映画化されても
劇場まで足を運ぶことはなくなった。
だから大ヒットしたあれも、すごく評判になったあれも、
本は読んでいるけれど、映画は見ていない。

本ではないけれど、ず~~~っと昔のマンガ(アニメじゃなくてマンガと言いたい)、
「マッハGoGoGo!」が映画になったとか。
マトリックスの監督みたいですぜ。

絶対見ませんから!

一見して悪者とわかる人たちと、
いいモンを絵に描いたような主人公のGo君とその仲間たち。
子供にも理解しやすい単純明快なストーリー。
あ、チンパンジーもいたよね、バブルス君みたいなお猿さん。
当時としてはスピード感たっぷりで、レース場面ではドキドキした記憶がある。

「当時としては」というのが大切で、CGを駆使したリアルなスピード感」じゃ
ヤダ!なのである。
違うものとして見ればいいのだろうが、
それなら違うものとして作っていただきたい。

お年頃の女性は、思い入れがあるものに関しては厳しい。

ところが。

「カレンダーボーイズ」。

これは大変おもしろかったにもかかわらず、
映画になったらいいのになと思った初めての本。
どうしてかなぁ。なんでかなぁ。
心変わりの理由はわからないけれど。
ま、お年頃の女性の気まぐれってことで。

今と小学校5年の時の自分を行ったり来たりする主人公たち。
やがて双方の時代にちょっとずつ歪みが出てくる。
でもあの3億円事件を阻止しなければならない。
二人それぞれの理由で。
ちょっと最後が切ない。
映画化の情報はいまのところ見当たらない。
が、「カレンダーボーイズ」、是非映画館で見てみたい。

ただし、
お年頃の女性は、思い入れがあるものに関しては厳しい。

よって、丁寧に作っていただきたい。
よろしくね、うふッ。



# by maru-blog | 2008-04-28 13:50

意味もなく携帯を眺める。

携帯の待ち受け画面、久しぶりに非常に気に入っています。

頑張れリスモ3

リスモはauのキャラクターで、白いリス君のこと。
このリスモ君が時間により曜日により、携帯を見るたびにいろんなことをしています。
どうも季節によっても違うみたいですよ。

音楽を聴きながら踊っていたり、お散歩してたり、
テレビを見たり、本を読んだりもします。
雨の日にはヘッドスライディングをして遊んだり、
UFOに傘をとられて呆然とし、天を仰いでこぶしを震わせてみたり。
お風呂に入る時、アヒルちゃんと一緒だったり、飽きちゃったり。

そしてとにかく芸が細かい。
例えばテレビ。
平日のお昼は「笑っていいとも!」を見ていると思えば
日曜日のお昼には「アッコにおまかせ」なんかも見ちゃいます。
金曜、土曜の夜には映画を楽しむし、コナンやドラえもんも好きな様子。
かと思うとニュースなんかも見ているので、
偏りなく幅広くって感じでしょうか。
あ、映画はエンドロールつきです。
時々テレビをつけっぱなしで寝てしまいますが、
そんな時は夜中に砂嵐状態になったテレビから…。

背景も太陽が出たり沈んだり、月が満ちたり欠けたりします。
(満月の日にはちゃんとリスモうさぎがお餅をつきます)
飛行機雲も見られるしUFOも飛来!

たまにそのUFOがリスモを連れ去ります。
そしてもっとたまにUFOが出てきて、リスモを連れ去ると思いきや…。

お友達のDocomoダケも登場。
シーソーで仲良く遊びもしますが、
このDocomoダケ、よく蹴りを入れられます。
仕返しをしようとすると反撃をくらって…。
なので、Docomoダケ君は木の陰からそっと覗き見して
リスモの様子を伺う癖がついてしまいました。

意味もなく携帯を眺める。_d0139476_235275.jpg
写真はちょうど満月がのぼったところです。
左端の葉っぱはリスモ君が種から育てているお花の若葉。
水やりは朝晩、毎日欠かしません。

とにかく携帯を開けるたびに違う表情のリスモに会えます。
あんまり全部書いてしまうと後のお楽しみがなくなるので
是非ご自分でご覧になってみてください。
もっともっと違うことをして楽しんでいるリスモ君がいるはずですよ。

auの機種でなくてもフラッシュ対応だったら他の会社でも大丈夫みたいです。
「頑張れリスモ3」で検索すると出てきます。
もしうまく出来ない場合は「頑張れリスモ2」を試してみてください。
どちらも無料でダウンロードできます。

自他共に認める携帯好きではありますが、
以前にも増して無意味に携帯を見る時間が確実に長くなりました。
かわいいリスモが気になって仕方がない!



# by maru-blog | 2008-04-23 00:07

同い年

イイノホール。
日比谷公園に隣接する飯野ビルの中にあるホールです。
記憶違いでなければ、小さい時ピアノの発表会をしたところ。
今ではねこふんじゃったも弾けない私ですが、
当時ドキドキしながら短い曲を1~2曲、弾いたことを覚えています。
間違えてつっかかったところで、客席から「あ、間違えた!」という嬉しそうな兄の声。
ますます緊張する私。
当然散々な出来栄えでした。

そのイイノホール、飯野ビル自体が再開発で取り壊されるため
昨年の秋、既に閉館されています。
再開発とはいえ、まだまだ立派なビルです。
1階通路の床のタイル模様はちょっとレトロな感じで私は好きでした。
こんな立派なビルを壊してしまうのは時間もお金も労力もかかるしもったいない、
再開発の名の元にいろんなものがなくなってしまうのはつまらないと
いつものように憤慨しております。
建て替えの理由は「最新の高度化されたオフィスニーズに答えられないから」だそうです。
つまりもう古いってこと。時代遅れってことね。

ふと見ると、飯野ビルの誕生、私が生まれた年と同じ。
………
ふ~~ん、もう古いんだぁ。
………
高度化されたニーズにこたえられないんだぁ。
………
ふ~~ん。
………
まだまだいけると思うんだけどなぁ…。
………




ちょっとちょっと、そこのあなた。
「飯野ビル」で検索して、完成した年調べようとしたでしょ。
野暮なことはおやめなさいって。



# by maru-blog | 2008-04-13 11:02

代々木上原駅前の日本語教室~Language Studio・まる~を主催する maru*maruの不定期日記です。
by maru-blog
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